【東京オートサロン2018】東洋ゴムとグッドイヤーのトップが登壇

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カテゴリー: ニュース

 1月12日から14日までの3日間、千葉市の幕張メッセで「東京オートサロン2018」が開催され、開催初日には東洋ゴム工業や日本グッドイヤーがプレスカンファレンスを開き、今後の施策を発表した。

東洋ゴムの清水社長(中央)

 東洋ゴム工業の清水隆史社長は、「今回、ピックアップトラックやユーロスポーツ、SUVと、エキサイティングな車両を展示し躍動感あるステージを用意したのはクルマ文化が進展している海外市場でTOYOが本物の走りを支えるブランドとして評価されていること、その世界観を日本の皆様にお伝えしたかったからだ」と出展の狙いを述べた。

 同社の大口径タイヤは、クルマが持っている本来のパフォーマンスを余すことなく引き出すタイヤとして、米国市場で高い支持を得ているという。こうした中、「日本市場でもSUVシフトが進みタイヤは大型化しつつある」と指摘。「TOYO TIRESではSUVのトレンドに合致したプレミアムな驚きのある商品ラインアップで独自の存在感を発揮していきたい」と話した。

 さらに「2018年からタイヤと自動車部品というモビリティに集中したビジネスを展開していく。100年に1度と言われる変革に対応する、その下地を作る年にしたい」と話し、「我々の特徴や強みをグローバルのお客様に知って頂くため、アピールを一層強めていく」と意欲を示した。

ニットーブースで登壇した東洋ゴムの水谷常務(中央)

 ニットーブースでは、東洋ゴム工業の水谷友重常務が登壇し、同ブランドの活動について次のように話した。

 「ニットータイヤは日本生まれでアメリカ育ちのブランドだ。当社がタイヤを供給するアメリカのオフロードレース『キングオブハマー』では、昨年1~6位を独占し、オフロードユーザーの皆様から高い評価を頂くことができた」

 さらにタイヤの価値について、「現在、多くのタイヤは消耗品として扱われているが、当社は、タイヤを嗜好品にしたいと考えている。『欲しいから買う』『こういう商品があれば気持ちがワクワクする』というタイヤを考えて、商品づくりにまい進している」と述べた。

新商品を発表した日本グッドイヤーの金原社長(右から2人目)

 日本グッドイヤーは、ラグジュアリーSUV用「EfficientGrip Performance SUV」と、乗用車用コンフォートタイヤ「EfficientGrip Comfort」の2つの新商品を2月1日から発売すると発表した。

 登壇した金原雄次郎社長は日本国内におけるSUVの市場動向について、「ラグジュアリーSUV車両の販売台数は着実に伸びており、今後も拡大し続けると見込まれる。さらに新車装着用タイヤにおいて、17インチ以上の高インチタイヤの構成比率が高まっている。新商品はこの市場トレンドに対応したもの」と述べた。

 また本紙の取材に応じ、「商品ミックスやチャネルミックスを改善し、収益力を高めるとともに、ブランド力の更なる向上に繋げていきたい」と意気込みを語った。


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