住友ゴム/山梨県がグリーン水素活用で合意書交わす タイヤ製造の脱炭素化は新ステージへ
住友ゴム工業と山梨県は5月27日、水素を活用したタイヤ製造などにおける脱炭素化や水素エネルギー社会の構築に連携して取り組むことに合意し、都内で合意書に署名した。県が21年から民間企業とともに研究開発を進める「やまなしモデルP2Gシステム」を住友ゴムの白河工場(福島県)へ実証導入する。白河工場ではすでに一部ラインで水素を活用したタイヤ製造を行っており、さらなる拡大をめざす。 住友ゴ…
住友ゴム工業と山梨県は5月27日、水素を活用したタイヤ製造などにおける脱炭素化や水素エネルギー社会の構築に連携して取り組むことに合意し、都内で合意書に署名した。県が21年から民間企業とともに研究開発を進める「やまなしモデルP2Gシステム」を住友ゴムの白河工場(福島県)へ実証導入する。白河工場ではすでに一部ラインで水素を活用したタイヤ製造を行っており、さらなる拡大をめざす。 住友ゴ…
タイヤ3R関連企業が最新の情報を発信 アジア最大級の環境総合展、「NEW環境展」と「地球温暖化防止展」が22日から25日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。前者は第33回、後者は第16回となる。主催はともに日報ビジネス。両展示会は各種の環境課題に対応するさまざまな技術・サービスを一堂に情報発信することで、環境保全への啓発を行い国民生活の安定と環境関連産業を発展させることが目的。「NEW環…
NAPAC(日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会)は、5月25日から8月31日の約3カ月間、24年度(第9回)NAPAC「8月2日はオートパーツの日」プレゼントキャンペーンを実施する。 「カーカスタマイズをより楽しくするパーツ点検交換の日」としてNAPACが制定した「オートパーツの日」。このキャンペーンは今年で9回目を迎える。NAPAC公式SNSの活用拡大を目的に、今回はユーザーからの…
住友ゴム工業は、タイヤと車両の相互の振動によって発生するノイズの予測手法を新たに開発した。 開発には、走行中のタイヤを想定したタイヤ転動シミュレーションを活用。この技術を応用することで、タイヤメーカーと車両メーカーの双方で静粛性能の改善を図ることができる。車内静粛性が向上することで、開発工数削減による納期短縮や試作の削減による省資源を図ることが期待される。 ロードノイズはタイヤと車両が連成し…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は21日の定時総会で23年度事業報告と24年度事業計画を発表した。 JATMAは基本的な考え方として「自動車を利用する人々の生命を守り、同時に製造・利用・リサイクルの過程で生じる環境負荷を極力小さくする、これこそがわれわれの提供するタイヤが有すべき普遍的な価値」とした上で、「24年度も山積する課題の解決に向け着実に歩みを進める。普遍的な価値を高い次元で実現する…
日本自動車工業会(自工会)は23日、「ジャパンモビリティショー(JMS)」を今後、毎年開催すると発表した。「JMS2024」は10月15日から18日、千葉・幕張メッセで開催する。 自工会は、企業の連携を推進するビジネス向けイベントと、モビリティの未来を訴求するショーケースイベントに分けて交互に開催し、JMSとして一つのパッケージとする考え。24年開催イベントは前者となる。
表示等管理担当者の育成支援に注力 タイヤ公正取引協議会は21日、都内で第44回通常総会を開催した。 23年度事業報告によると、相談対応は事前相談件数が2万6181件となり、前年度比8.7%増加した。ただコロナ禍前の19年度実績に対し84%にとどまった。ウェブや動画などデジタル素材の相談が前年度比52%増と大幅に増加した。 性能データ審査件数(表示前審査の届出件数)は、低車外音タイヤデータが1…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、1月-3月累計の自動車タイヤ・チューブ生産・出荷・在庫実績に関する統計データを明らかにした。 自動車タイヤ・チューブ生産実績は本数で3014万8千本、ゴム量で22万6922トン、本数で対前年比8.4%減、ゴム量で同7.1%減と前年実績を割り込み、低調なままで推移した。 国内出荷、輸出出荷も本数ベース/ゴム量ベースともに前年実績に届かなかった。国内出荷20…
日本ミシュランタイヤは9日、「ジャパントラックショー2024」ワークショップ会場で物流の人材不足や環境負荷問題に対して、「タイヤ視点から課題解決を目指すミシュランの展望を提言」と題した報道関係者向けのセミナーを開催した。 B2Bタイヤ事業部常務執行役員の田中禎浩氏=写真=が「ミシュランはEverything will be sustainable 2050年すべてはサステナブルに」を全力で推進…
タイヤ・ホイール・整備機器もブース出展 国内最大級のトラック関連総合展示会「ジャパントラックショー2024」(主催・国際物流総合研究所)が9日から11日までの3日間、パシフィコ横浜で開催された=写真1=。今回は「環境と調和する物流の未来」がショーテーマ。各種のトラック・トレーラーや最新のEV、部品・用品・機器、運行管理システムなどの関係企業156社が参加。2024年問題や環境対応をはじめ諸課題に…
ブリヂストン社内ベンチャーのブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズは、5月25日まで表参道seeen(東京都渋谷区神宮前4-13-12)で無目的室「Morph inn」を開催している=写真=。 これはクリエイター集団Konel(コネル)と立ち上げた、“ゆだね、ゆだねられる”をコンセプトとした共創型プロジェクト。 ブリヂストンが開発したゴム人工筋肉(ラバーアクチュエータ)と、自然界のモ…
「初日から世界レベルの研究成果」と報告 住友ゴムは16日、仙台市の3Gev高輝度放射光施設「Nano Terasu(ナノテラス)」の利活用に関する発表を行った。 4月9日からナノテラスのコアリションビームラインのユーザー利用が開始され、住友ゴムは東北大学との共同実験を通じて従来に比べ、より微細な構造の観測に成功した。研究開発本部先端技術・イノベーション研究センター長の岸本浩通氏=写真右=は「従…
日本ミシュランタイヤによると、廃タイヤ(使用済みタイヤ)由来の再生ゴム粉末が木本ゴム工業(本社・東京都港区、代表取締役社長・木本年彦氏)の製品に初めて採用された。 再生ゴム粉末が採用されたのはトラックドックでの緩衝材やトラックの荷台壁の保護材などで使用される「リサイクルカーストッパー」。ミシュラングループのスペシャリティケミカル企業、リーハイテクノロジー社が製造する「MicroDyne」という…