タイヤの整備不良拡大 JAFロードサービスで構成比悪化
空気圧不足などが依然として減らず、タイヤの管理が適正に行われていないケースが目立っている。JAF(日本自動車連盟)のロードサービスでタイヤ関連は2割前後で高止まりしており、2021年上半期は過去最多の構成比となった。メーカーや業界団体が行っている点検活動でも乗用車の4台に1台が空気圧不足のまま使用されていることが分かっている。新型コロナウイルスの影響で、マイカー通勤をしたり、自家用車でレジャーへ…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は11月5日、大型車の車輪脱落事故防止を啓発するため、「増し締め啓発チラシ」を発行した。運送事業者などユーザーに向けて、タイヤ交換後の増し締めを実施するように呼び掛けるもの。 チラシはA4判で9万2000部を作成した。「車輪脱落事故防止対策は運送事業者等の役割」と大きくメッセージを打ち出したほか、国土交通省の車輪脱落事故情報サイトにアクセスできるQRコードなど…
仏ミシュランの第3四半期(1~9月)の業績は、売上高が前年同期比15.6%増の172億400万ユーロ(約2兆2760億円)だった。販売量の増加で22億400万ユーロの増収となった。 また、コストの上昇を相殺するための値上げなどによる価格ミックスの良化が6億1800万ユーロ、非タイヤ事業の売上増加が4700万ユーロのプラスに働いた。一方、為替が5億3300万ユーロ、連結範囲の変動が2000万ユー…
欧州タイヤ・ゴム製造者協会(ETRMA)は10月14日、2021年第3四半期(7~9月)の欧州における市販用タイヤの販売実績を発表した。 それによると、乗用車用タイヤ(SUV用、ライト・コマーシャル・ビークル用を含む)の販売本数は、前年同期並みの6055万5000本だった。このうち、夏用タイヤは11%減、冬用タイヤは前年と同水準だったものの、オールシーズンタイヤは20%増と大幅に増加した。 …
10月13日から15日の3日間、東京ビッグサイト(江東区)で「国際物流総合展」が開催され、物流や輸送機器、サービス関連の企業など249社がブースを出展した。 ヨロズ物流(大阪府富田林市)は、中国ZCラバーの「CHAOYANG」(チャオヤン)ブランドのトラック・バス用タイヤを出品した。 ZCラバーは中国でトップのタイヤメーカー。欧米市場などでも販売を伸ばしており、グローバルの売上高でも世界9位…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、一般ドライバー向けにスタッドレスタイヤの確実な交換や早期装着の啓発をスタートした。 同会では2012年から啓発チラシやポスターを作成し、各地区の官公庁などの協力を得て活動を展開してきた。今年はチラシのデザインをリニューアルし、降雪地域向けと非降雪地域向けの2パターンで合計31万7000部を作成。掲示用のポスターは2万部を用意した。JATMAの各支部…
安全自動車はこのほど、新商品として空研のパワートルクセッター「PTS-800EX-L」を紹介した。 同商品は日本自動車機械工具協会が定める「動力式トルク制御レンチ型式性能試験」に合格しており、電子制御コントローラーの内蔵により高度な締め付けトルク管理が可能となっている。 安全自動車では「トルクレンチによる締め付けトルクの確認作業が不要」と訴求している。
東京オートサロン実行委員会は2022年1月14~16日に「東京オートサロン2022」を幕張メッセで開催すると発表した。 リアルで実施するのは2年ぶり。政府の基本的対処方針に従い、入場者数に上限を設ける予定。チケットは11月1日からオンラインでの事前販売を開始する。なお、一般公開は15日と16日で、14日は終日、業界関係者や報道機関のみに公開する。 同委員会では「新型コロナウイルス感染拡大防止…
市販用を中心に新型コロナウイルスの影響から回復している新品タイヤ市場に対し、中古タイヤ市場では余波が続いている。現在、中古タイヤの輸出業者には海上輸送のコンテナ不足や運賃高騰といった課題が重くのしかかっており、財務省の通関統計によると、2021年1~8月累計の中古タイヤの輸出実績は前年同期比10.1%減の531万2109本となった。今年の実績を2019年同期と比べると17.2%ものマイナスとなる…
韓国のタイヤメーカーが欧州のサッカーチームへのスポンサー活動を積極化している。グローバルで高い知名度がある強豪チームを通じ、露出を増やしてブランド力を高めていく狙いもある。 クムホタイヤは9月2日、英プレミアリーグ「トッテナム・ホットスパー」とスポンサー契約を締結したと発表した。同社は2016年からオフィシャルパートナーとして活動しており、スタジアム内での広告などを展開している。今後はデジタル…
ハンコックタイヤは10月1日から国内市場向けに乗用車用オールシーズンタイヤ「キナジー4S2」を順次発売開始した。発売サイズは14~18インチの全25サイズで価格はオープン。 新商品は欧州市場で既に発売しており、現地のタイヤ専門誌で高い評価を得ているという。トレッド中央に広めのグルーブを配置して排水効率を高め、V字型グルーブパターンを採用したことにより、優れた雪道走行性能とハンドリング性能を向上…
横浜ゴムは10月6日、ゼンリンの協力を得て開発中のタイヤ内面貼り付け型タイヤセンサーの実証実験を開始したと発表した。実証実験用の車両を用意し、日本全国で実施していく。 今回の実証実験は、横浜ゴムが開発中のタイヤセンサーとアルプスアルパインが開発した車載器を、ゼンリンの協力のもと実証実験用車両に取り付ける。その上で、タイヤ内面貼り付け型センサーの市場耐久性の確認、車両に搭載する車載器によるタイヤ…
ブリヂストンの欧州グループ会社(BSEMIA)は9月16日、2024年までに同社の新車向けの乗用車用タイヤのうち20%以上がEV(電気自動車)向けタイヤになるという予測を発表した。現在の割合は11%で、同社によると2019年の約3倍になっている。 2021年には世界のEVメーカー上位10社や、欧州のEV販売ランキングの上位10モデルのうちそれぞれの半数がブリヂストンのタイヤを新車装着していると…
安全自動車はこのほど、乗用車向けのホイールバランサーの新商品「neo(ネオ)221」を発売した。 同商品は、コストパフォーマンスと精度を追求したスタンダードタイプ。貼り付けウエイトがスポーク裏に隠れるよう演算するスプリットプログラムや、多様なリム形状を想定したデータ入力モードを採用した。 また、ベストマッチング機能がタイヤとリムの最適な組み合わせを検出するほか、ディスタンス・リム径の自動入力…
住友ゴム工業は、10月8日から10月24日にタイヤセレクトで実施している安全点検キャンペーンで、AI(人工知能)によるタイヤ点検ツールを導入した。店舗スタッフがスマートフォンでタイヤを撮影し、AIがタイヤの溝の深さに加えて偏摩耗を診断。3段階で摩耗状態の判定結果を表示し、ドライバーは撮影した画像を見ながら点検結果が確認できる。また、点検後に渡される「AIタイヤ点検結果カード」のQRコードを読み込…