ブリヂストン、抜本改革へ 経営層のスリム化、ジョブ型雇用の導入も
ブリヂストンは11月12日に開いた会見で2023年までの中期ビジネスシナリオに基づく事業戦略の進捗を発表し、石橋秀一CEOは構造改革を進めながら、戦略の実行を支える体制の整備に取り組む方針を示した。「これまでの強みを活かしながら体質変化と新たな成長戦略を実現し、2023年に筋肉質で環境変化に対応できる“強い”ブリヂストンに進化する」と意気込む。 経費・コストの構造改革は主にタイヤ・ゴム事業で実…
ブリヂストンは11月12日に開いた会見で2023年までの中期ビジネスシナリオに基づく事業戦略の進捗を発表し、石橋秀一CEOは構造改革を進めながら、戦略の実行を支える体制の整備に取り組む方針を示した。「これまでの強みを活かしながら体質変化と新たな成長戦略を実現し、2023年に筋肉質で環境変化に対応できる“強い”ブリヂストンに進化する」と意気込む。 経費・コストの構造改革は主にタイヤ・ゴム事業で実…
全国で自動運転バスの実用化に向けた実証実験が行われている。タイヤのトラブルを未然に防ぐために、タイヤメーカーも最新の管理システムを導入して取り組みをサポートしている。 ブリヂストンは11月16日、グループ会社のブリヂストンタイヤソリューションジャパンが西日本鉄道と西鉄バス北九州が実施する北九州エリアでの中型自動運転バスの実証実験のサポートを行っていると発表した。 「中型自動運転バス実証実験」…
独コンチネンタルは11月12日、次期取締役会の会長にニコライ・セッツァー氏が就任する人事を発表した。任期は2020年12月1日から2024年3月まで。健康上の理由により、11月30日付けで辞任するエルマー・デゲンハートCEOの後任となる。 デゲンハートCEOは「監査役会の決定を歓迎し、ニコライ・セッツァー新会長とコンチネンタルの大きな成功を祈る」とコメントした。セッツァー氏は、「全世界の経営幹…
大型車(車両総重量8トン以上のトラックまたは乗車定員30人以上のバス)のホイール・ボルト折損によるタイヤ脱落事故が2019年度に112件発生したことが国土交通省のまとめで分かった。件数は4年連続で増加し、統計のある2004年度以降で最多となった。人身事故は4件あり、このうち1名は重傷を負った。 今回の統計では、事故は10月から2月までの冬期に75件と集中しており、地区別では東北が48件と最も多…
空気圧不足などタイヤの適正管理が行われていないケースが依然として目立っている。JAF(日本自動車連盟)のロードサービスでタイヤ関連の救援は2割前後で高止まりしており、日本自動車タイヤ協会(JATMA)が行っている点検活動でも乗用車の4台に1台が空気圧不足のまま使用されている。一方でこうした状況を改善するため、新たな訴求方法も始まっている。 JAFの2020年度上期(4~9月)のロードサービス救…
ブリヂストンは12日、2020年12月期の業績予想(国際会計基準)の上方修正を発表した。新型コロナウイルスによる影響が不透明だったが、第3四半期(7~9月)に人とモノが動きや経済活動が再開してタイヤ需要が回復基調にあるため。第4四半期(10~12月)にはコロナの感染再拡大による影響が見込まれるものの、上期よりその規模は小さいことも想定している。 売上高に当たる売上収益は前期比17.6%減の2兆…
横浜ゴムは10月26日、AI(人工知能)利活構想「HAICoLab」(ハイコラボ)を策定したと発表した。AIでは難しいデータの存在しない未踏領域も含めた知見の探索を可能にし、プロセスや製品、サービスの革新を目指す。同社では、「ユーザーエクスペリエンスの向上、内閣府の提唱するAIやIoT(モノのインターネット)などの革新技術により実現する未来社会の姿『ソサエティ5.0』の実現に貢献する」としている…
JAF(日本自動車連盟)青森支部は、冬用タイヤへの交換が本格化するのを前に、作業時のジャッキ倒れのトラブルへ注意を呼び掛けている。同支部によると、昨年11月1日から11月30日までの1カ月間、青森県内でジャッキ倒れトラブルに関する救援要請は20件発生している。 ジャッキ倒れとは、車体を持ち上げている状態の時に、不安定になりジャッキが倒れてしまうこと。事故を防ぐためのポイントとして、「サイドブレ…
ブリヂストンは10月29日、国内グループ会社を含めたオフィス拠点を統合・再編すると発表した。来年1月までに首都園や大阪、名古屋、札幌、仙台、広島、福岡などにある47の主要なオフィス拠点を34拠点に集約する。 同社はこれまで新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて、テレワークの拡大やオフィスレイアウトの変更、IT基盤の強化を行っており、「働き方変革を通じた付加価値創造と生産性向上、経営資源の効率…
日本自動車タイヤ協会(JATMA)が、通勤通学で電車を利用するユーザーに冬用タイヤの装着の呼びかけを行う。同会では本格的なスタッドレスシーズンを前に、高速道路サービスエリアや道の駅、ショッピングモールなどでポスターの掲示を要請しており、今年も様々なアプローチを進めている。 その一環として昨年から主に非降雪地域のドライバーをターゲットに、都営地下鉄の窓上広告枠に啓発チラシの掲出を行った。一定の成…
日本自動車工業会(自工会)は10月30日、官民一体で大型車の車輪脱落事故防止の取り組みを進めると発表した。 大型車メーカー4社で構成する大型車委員会を通じて、目視でナット緩みを確認が可能な「連結式ナット回転指示インジケーター」を活用した取り組みを行う。通常の日常点検では、点検ハンマーを用いてナットの緩み点検を励行しているが、事故の発生が集中している左後輪への装着を推進する。 大型4社は車輪脱…
国土交通省は、大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故が増加している状況を踏まえ、11月1日から「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を始めた。日本自動車タイヤ協会(JATMA)や全国タイヤ商工協同組合連合会、全日本トラック協会などと協力して来年2月28日まで実施する。 期間中は、運送事業者に対する事故防止対策の周知・指導や大型車のホイール・ナットの緩みの総点検、貨物運送事業者ではタイ…
丸紅は10月15日、タイヤの自動摩耗計測技術を開発する米スタートアップ企業、タイラタ社と業務提携契約を9月17日に締結したと発表した。タイラタ社が開発した計測の機材を日本市場で展開するため物流会社と実証実験を行い、2年以内にサブスクリプションモデルを視野に入れたサービス提供を目指す。 タイラタ社は独自に開発したセンサーとアルゴリズムによってタイヤの摩耗をリアルタイムに計測する技術を開発している…