標準装着タイヤの大径化進む 車名別販売ランキングから
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1月11日に発表した2017年の車名別販売台数は、ホンダの「N-BOX」がトップで21万8478台だった。軽自動車がトップとなったのは2014年以来3年ぶり。 今回のランキングを10年前の2007年と比べると、標準装着タイヤが大径化している傾向が明らかになった。特に軽自動車では、2007年にランクインした5車種全てに13インチが装着されていたが…
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1月11日に発表した2017年の車名別販売台数は、ホンダの「N-BOX」がトップで21万8478台だった。軽自動車がトップとなったのは2014年以来3年ぶり。 今回のランキングを10年前の2007年と比べると、標準装着タイヤが大径化している傾向が明らかになった。特に軽自動車では、2007年にランクインした5車種全てに13インチが装着されていたが…
1月12日から14日までの3日間、千葉市の幕張メッセで「東京オートサロン2018」が開催され、開催初日には東洋ゴム工業や日本グッドイヤーがプレスカンファレンスを開き、今後の施策を発表した。 東洋ゴム工業の清水隆史社長は、「今回、ピックアップトラックやユーロスポーツ、SUVと、エキサイティングな車両を展示し躍動感あるステージを用意したのはクルマ文化が進展している海外市場でTOYOが本物の走りを支…
ウェット性能維持し、プレジャー提供 日本ミシュランタイヤは昨年12月、栃木県のGKNドライブラインジャパンテストコースで新商品「MICHELIN Road 5」の試乗会を開催した。 新商品はドライでの優れた操縦安定性を確保しつつ、最新のコンパウンド技術とサイプの採用により走行に伴うウェット性能の低下を抑制したのが特徴。同社では「5000kmを走行しても新品時同等のウェット性能を維持できる。距離…
国内外で様々な出来事があった2017年も残すところ僅か。今年は海外では景気の回復が見られた一方、国内に目を向けると、日本を代表するような企業で不祥事が相次いで発覚したほか、多くの産業で人手不足に拍車がかかるなど不安定な要素は増している。こうした状況下、タイヤ業界にとっては、どのような1年だったのか――。 ■値上げに揺れた国内市販タイヤ市場 日本自動車タイヤ協会の統計によると、2017年の市販用…
JAF(日本自動車連盟)は雪道におけるノーマルタイヤやスタッドレスタイヤなどの「登坂テスト」と「旋回テスト」について検証を行い、12月15日にその結果を公表した。雪の坂道でノーマルタイヤでは立ち往生の原因になる可能性があるほか、降雪時にカーブを曲がれきれず、対向車線にはみ出したりする恐れがあるため、安全な冬道走行にはスタッドレスタイヤやチェーンの装着が求められる。 登坂テストの実験では、前輪駆…
ブリヂストンは11月28日、トラック・バス用タイヤのデジタルソリューションツール「Toolbox」(ツールボックス)を刷新し、12月から日本にも導入すると発表した。同社の直営店から順次運用を開始し、今後販売代理店への展開も予定している。 「ツールボックス」は、同社のスタッフが運送事業者を訪問した際に取得する装着タイヤの情報やタイヤ点検結果などを管理するもので、既にアジアや中近東・アフリカ、欧州…
ブリヂストンの津谷正明CEOは12月1日に東京本社で開いた会見の中で、神戸製鋼所や東レ子会社など国内の製造業で品質データの改ざんといった不祥事が続いて発覚したことについて、「日本式の曖昧な部分が変わる時期に来ている。契約社会、訴訟社会に徐々に移行していくのではないか」と見解を示した。 その上で「米国では厳しい契約があり、違反したら損害賠償になる。日本的な曖昧な状態は時間をかけても変えていかない…
ホイール・ボルト折損による大型車(車両総重量8トン以上のトラックまたは乗車定員30人以上のバス)のタイヤ脱落事故が2016年度に56件発生したことが国土交通省のまとめで分かった。前年度より15件増加し、過去10年間で最も事故が多かった。脱落事故はタイヤ交換の機会が増える冬期に多く起きており、国交省では関係団体を通じて確実な点検・整備を呼びかけている。 56件の事故のうち人身事故は3件あり、前年…
「東京モーターショー2017」のプレスデータ2日目の10月26日、ブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴム、日本グッドイヤーの4社がプレスブリーフィングを開催し、将来に向けたイノベーションへの取り組みや最新技術、事業戦略を発表した。 ブリヂストン 新プロジェクトでイノベーション加速 高木光治常務執行役員、田村康之技術戦略本部長らがトークショーを行い、将来に向けたイノベーションを加速するためのR&D…
タイヤ公正取引協議会がまとめたインターネットを通じたタイヤの商取引に関する調査によると、ネット販売を行う事業者数は減少傾向にある一方で、実店舗を持たないウェブ専門事業者が新たに参入していることが分かった。またインターネットでタイヤを購入したことがある消費者は約25%だった。 タイヤ公正取引協議会(タイヤ公取協)では2000年度よりインターネットにおける市販用の乗用車タイヤに関する取り引き調査を…
住友ゴム工業は10月7日、全国47都道府県の道の駅やショッピングセンターの駐車場など合計47会場で一斉に「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」を実施した。この活動は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に2008年から毎年春と秋の年2回実施しており、今回で10周年を迎えた。 実施会場のひとつ、「道の駅いたこ」(茨城県)には住友ゴム本社および販売会社の従業員らが参加して10時から14時まで駐車場を利…
横浜ゴムは10月13日、都内のホテルで創立100周年を記念した「感謝のつどい」を開催し、来賓や関係者など約800名が参加した。 式典で挨拶に立った南雲忠信会長は、「創立当時はわずか数名でのスタートであったが、技術を身につけ、徐々に事業を拡大し、今では約2万5000人のグローバル企業に成長することができた」と述べた。 また「当社の歴史は、関東大震災や戦争の空襲による工場の被災、バブル崩壊やリー…
横浜ゴムが2017年に新モデルを相次いで市場投入している。国内では8月にSUV・ピックアップトラック向けマッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR(ジオランダー)M/T G003」、9月には乗用車用スタッドレスタイヤ「iceGUARD(アイスガード)6」と大型商品を立て続けに上市。また11月にはフラッグシップブランド「ADVAN」(アドバン)からプレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN dB V5…
中国の青島双星(ダブルスター)による韓国のクムホタイヤの買収計画が白紙になったことが分かった。9月12日にダブルスターがクムホタイヤの債権団から受領した株式売買契約解除の合意書にサインしたと現地の複数のメディアが伝えた。債権団は9月上旬、ダブルスターからの買収額引き下げの要求を拒否し、交渉が決裂した。 ダブルスターは今年3月、クムホタイヤの債権団が保有するクムホ株の約4割を9950億ウォン(約…