【東京モーターショー2019】商用車メーカーから先進モデル続々
「東京モーターショー2019」では、商用車のカテゴリーでも最先端の技術を採用した電気自動車(EV)などが多数発表となった。 日野自動車は世界初公開のコンセプトモデル「FlatFormer」を出品した。車両で利用可能な空間を最大化するため、後輪はモーターやサスペンションなどが一体となった小径タンデムユニットとしたほか、前輪もホイールハウスを小さくできる一体ユニットを採用。物流や移動に加え、ケータ…
「東京モーターショー2019」では、商用車のカテゴリーでも最先端の技術を採用した電気自動車(EV)などが多数発表となった。 日野自動車は世界初公開のコンセプトモデル「FlatFormer」を出品した。車両で利用可能な空間を最大化するため、後輪はモーターやサスペンションなどが一体となった小径タンデムユニットとしたほか、前輪もホイールハウスを小さくできる一体ユニットを採用。物流や移動に加え、ケータ…
「東京モーターショー」で自動車メーカー各社は自動運転など最新のテクノロジーを駆使したEV(電気自動車)を多数発表した。各社の主要モデルと装着タイヤに焦点をあてた。 トヨタ自動車の「超小型EVビジネス向けコンセプトモデル」は、「静粛性やパンクレス、メンテナンスフリーが合っている」(担当者)ことからブリヂストンのエアレスタイヤを装着。 レクサスはEVのコンセプトカー「LF-30エレクトリファイド…
ダンロップとファルケンの2つのブランドでブースを構成した。ダンロップエリアでは、12月1日から発売予定のフラッグシップ低燃費タイヤ「エナセーブNEXTⅢ(ネクスト・スリー)」を公開した。発売サイズは195/65R15 91Hの1サイズで、希望小売価格は税別2万5100円。 新商品は2017年に掲げたタイヤ技術開発コンセプト「SMART TYRE CONCEPT」(スマート・タイヤ・コンセプト)…
横浜ゴムは、CASE対応技術として3つの新技術を初披露した。タイヤノイズ低減技術では、「Silent Foam 面ファスナー Concept Tire」を出品。タイヤ内部の共鳴音を低減する吸音材を面ファスナーで固定した。 これまで、タイヤ内側にはめ込む吸音材付きリングや、吸音材をタイヤ内部に接着する技術があったが、サイズごとのリング設計や接着工程が必要となるなどそれぞれ課題があった。 新技術…
日本グッドイヤーのブースでは、世界初公開となるレクサスのEVコンセプトカー「LF-30エレクトリファイド」の装着タイヤとして開発されたコンセプトタイヤを展示した。 このコンセプトタイヤは、空気力学の技術を駆使して開発したトレッドデザインとタイヤの断面形状を採用。車両がインホイールモーターを使用しており、それを冷却するためにタイヤとホイールが一体となった設計で効率的な空冷ができるようなタイヤにな…
ブリヂストンは、「SUSYM」(サシム)を出品した。これはゴムと樹脂を分子レベルで結び付けた世界初のポリマーで、ブースには「サシム」を材料に3Dプリンターで製造したコンセプトタイヤを展示。固さを調整できる特性を利用し、ホイール部は固く、トレッド側は柔らかくなっている。 「サシム」は、同社が昨年発表した「ハイ・ストレングス・ラバー」(HSR)を進化させたもの。「HSR」も天然ゴムを凌駕する強度や…
日本ミシュランタイヤは9月20日、新潟県糸魚川市内で「2019年アドバンスユーザーミーティング」を開催し、全国の運送会社から約60人が参加した。当日は、ミシュランのリトレッドタイヤを製造するトーヨーリトレッドを見学したほか、ドライバーの定着に向けたサービス提案をはじめとするセミナーを実施。運送業界の多様な課題に応えたソリューションをアピールした。 運送業界の経営環境は、慢性的なドライバー不足や…
住友ゴム工業は10月5日、全国10会場で「DUNLOP(ダンロップ)全国タイヤ安全点検」を実施した。2008年に開始したこの活動はタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧や残溝などの点検を行うもの。例年は全国47都道府県で開催してきたが、12年にわたる活動によって浸透してきたことを踏まえて今回は会場数を限定した。 当日は、花見川緑地交通公園(千葉県)の点検活動を報道…
大型車の脱輪事故などを背景に、確実な点検作業が求められる中、各社がトラック・バス用タイヤの整備スキル向上に注力している。その一つが競技形式で行われる大会だ。ブリヂストンや住友ゴム工業は開始から10年の節目を迎え、「レベルが着実に上ってきている」(住友ゴム)と成果が見られてきている。横浜ゴムやTOYO TIRE(トーヨータイヤ)も含めて各社は活動を継続していく予定で、事故のない車社会の実現に一歩前…
タイヤワールド館ベスト(安井仁志社長)は9月11日、仙台市宮城野区の本社に新設した「本社物流センター」の竣工式を現地で行った。新たな物流拠点は2階建てで約15万本のタイヤ・ホイールが保管できる東北エリアで最大級の倉庫となっている。今後、県内に分散している倉庫を1カ所に集約するとともに、来年夏をメドに最新の倉庫管理システムを導入することで、物流システムを効率化させて多様化する顧客ニーズに応えていく…
タイヤ・ホイール見本市「中国国際タイヤエキスポ(CITEXPO)2019」が8月19~21日の3日間、上海・世博展覧館で開催された。17回目となった今回は現地メーカーを中心に360以上の出展者が新製品や主力商品を紹介するとともに、世界各国から集ったバイヤー達と意見交換をした。日本へのビジネス展開や、米中貿易摩擦への対策などを有力タイヤメーカーに聞いた。 中策ゴムグループ(ZHONGCE RUBB…
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は5月下旬、同社が“マザー工場”と位置付け、技術開発やグローバル市場向けの高付加価値製品の生産を行う仙台工場(宮城県岩沼市)で報道向けの見学会を開催した。生産現場でのこれまでの取り組みと今後の展望を聞いた。 マザー工場として重要な役割果たす 仙台工場は1964年に操業を開始した。現在の工場の従業員数は1492人と国内有数の規模を誇る。工場からは鉄道駅や空港な…
日本ミシュランタイヤが昨年6月から提供を始めたIoT(モノのインターネット)を活用したトラック・バス用タイヤの管理システム「ミシュランTPMSクラウドサービス」。タイヤメーカーとして国内で初めて実用化したもので、装着したタイヤの情報をIoTで可視化できることが最大の特徴だ。これにより、ドライバーだけではなく、運行管理者やタイヤ販売店などがリアルタイムで情報を共有でき、事故やトラブルを未然に防ぐこ…
「CASE」(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)や「MaaS」(モビリティ・アズ・ア・サービス)といった自動車産業の革命とも言われる大きな流れに遅れまいと、技術開発や企業間の連携が活性化している。ただ、視点を変えれば、これらはモビリティそのものが将来にわたり持続してこそ実現するのではないだろうか。その未来に対して最大の脅威となるのが環境問題だ。グローバルで地球環境への対応が待ったなし…
アジア最大規模の自動車部品関連のトレードショー「TAIPEI AMPA」が4月24日から28日までの5日間、台湾の台北南港第1及び第2展示ホール(台北市南港区)で開催された。今回の開催テーマは「電動化」「電子化」「スマート化」で、「台北国際自動車部品及びアクセサリー見本市」や「台湾国際オートバイ見本市」をはじめとする6つの展示会を同時に開催。14カ国から約1340社が出展し、約3750のブースを…