4月8日「タイヤの日」、この日は今年もJATMAをはじめ全国タイヤ商工協同組合連合会とその都府県の各単位組合、さらにタイヤメーカーおよびタイヤ販売会社、それに協力する形でSSなどを含む様々なタイヤ販売店でタイヤ安全啓発活動が一斉に実施された。
4月8日にイベントを開催したのはJATMAの北海道支部、東北支部、関東支部、中部支部、中国支部など。そのうち関東支部では、東北自動車道・羽生PA(下り線)で、タイヤ点検をメインとする安全啓発活動を実施し、津谷正明会長(ブリヂストンCEO)が現地を訪れた。
当日は澄みわたった空が拡がる、絶好の点検日和り。JATMA職員と、地元の埼玉県タイヤ商工協同組合(川田繁雄理事長)の組合員、地域のタイヤ販売会社の関係者が参加した。
平日の昼下がりという時間帯が影響してか、PAを利用するクルマは意外に少ないという印象。その中、活動に参加したスタッフは、ドライバーたちに「タイヤの日」活動の趣旨をていねいに説明し、承諾を得られたクルマについて、タイヤを点検した。
点検を終えたドライバーには、リーフレットなどを同封したA4サイズのビニールバッグを粗品として進呈した。また、現地を視察した津谷会長も自らデプスゲージを持ち、点検活動に加わった。
JATMAでは、この「タイヤの日」をメインとして、特に環境対応の側面からタイヤの空気圧管理の重要性について今後も引き続き訴求していく考えだ。
津谷会長は現地で次のように話した。「タイヤの日は、販売・サービスの団体とメーカー団体とが一緒になって、タイヤ業界として啓蒙活動を進めたいと考え創設し、今年で15回目を迎えた。この会は、安全と環境という2つを基軸に活動し、ドライバーの皆様への啓発に努めている。その一環として、昨年もこの羽生PAを含め全国7カ所でタイヤ点検を実施した。その結果、約2割、つまり5台に1台の割合でタイヤの空気圧を適正レベルに調整する必要がある状態だった。そういう意味では、まだ、啓発が足りない面があると思っている。タイヤの空気圧は環境と安全の両面で重要であり、内圧が低いと危険であるし高圧であってもいけない。適正内圧であれば燃費が良くなりCO2排出削減に効果がある。ただ、発信がまだ足りないと考えている。今後の活動に、さらなるご支援をいただきたい。この活動を今後どう直していったら良いのか、私どももいろいろと考え、改善をしていきたいと思っている」