ブリヂストン 東京工場近隣でバースト実験

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カテゴリー: タイヤの日, 特集

 ブリヂストンは4月8日、東京都小平市にある東京工場で同社が取り組んでいる安全啓発活動の説明会を実施し、併せてタイヤのバースト実験を公開した。

ブリヂストンの西海COO
ブリヂストンの西海COO

 説明会の冒頭、西海和久COOは「本日4月8日は『タイヤの日』だが、当社としてもJATMAの活動に加えて11年前から独自に安全啓発活動を実施している。その中で販売店スタッフの作業安全という切り口から、安全な作業をどうしたら徹底していけるかについて活動している」と話した。

 今回は毎年のように深刻な事故が発生する空気充てん作業時の安全に関する取り組みの一例として、東京工場に隣接する野球場でバースト実験が行われた。

 実験は意図的にスチールベルトを傷付けたTB用タイヤ(11R22.5)を安全囲いの中にセットした上で、エアを充てんして爆発させるというもの。安全囲い付近にマネキンを配置してバースト時の爆風がどれほどの威力を持っているか、またどれだけ危険であるかを自分の目で理解することができる。

 同社では「危険回避のためには健全な恐怖心を持ってもらう必要がある」(ブリヂストンタイヤジャパン株式会社古後秀典技術サービス本部長)との考えのもと、販売店スタッフを対象に今回のようなバースト実験を含む講習会を全国で実施している。昨年は42回開催し、合計1855名が参加した。また金網タイプの安全囲いのほか、爆風保護シートを備えた安全囲いを整備機器販売会社の東洋精器工業株式会社と共同で開発し、今年から順次展開している。

 なお、同社では一般ドライバー向けの安全啓発活動「タイヤセーフティープロジェクト」も継続実施している。今年はJAFや日本交通安全教育普及協会と共同でイベントを実施するほか、より多くのユーザーがタイヤへの関心を高めることができるよう情報発信や双方向コミュニケーションの強化に取り組んでいく予定。


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