山形県上山市のタイヤ販売店 市と災害協定を締結

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カテゴリー: ニュース
(左から)タイヤプロショップ中川の関マネージャー、横戸市長、カーフットショップ後藤代表取締役の後藤氏

 山形県上山市にあるタイヤ販売店、カーフットショップ後藤とタイヤプロショップ中川の2社が8月25日、上山市との間で「災害時におけるタイヤ業務の支援協力に関する協定」(災害協定)を締結した。

 今後、市内や隣接する山形市などで大規模な災害が起きた際、警察や消防など市が所有する車両のタイヤ修理や交換を行う。タイヤ業務に関する協定を結ぶのは山形県内の自治体では初めて。

 同日、市役所であった調印式で横戸長兵衛市長は、「災害はいつ起きてもおかしくない。協定により、万が一消防車などのタイヤやホイールが破損した際にいち早く対応して頂くことが可能になる。これは人命救助においても非常に重要になる」と述べた。

 またカーフットショップ後藤代表取締役の後藤孝治氏とタイヤプロショップ中川の関将之マネージャーは、災害が起きた場合に迅速な対応を図り、救援活動の支援を通じて地域貢献に繋げていく意向を示した。

 タイヤ専業店が加盟している全国タイヤ商工協同組合連合会の会員組合では災害協定に向けた取り組みを進めており、これまで6組合が協定を結んでいる。山形県では15年前に組合を解散しているが、後藤氏は「数年後には再び組合を立ち上げたい」と抱負を語り、今回の協定締結を契機に県内の同業者への連携を呼びかけていく考えだ。


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