日本ミシュランタイヤは8月24日、群馬県にある「太田サイト」を報道陣に公開した。同施設は主に消費財タイヤの静粛性能とウィンター性能の開発を行っており、ミシュラングループの中で、フランス、北米に次ぐ大規模な研究開発拠点となる。
太田サイトは1980年代に設立した。その後、90年代にはタイヤの材料など研究開発をスタートさせ、2000年以降は本格的な設備投資を進めてきた。現在は国内で開催されるモータースポーツのサポートやOEタイヤの開発も積極化している。
自動運転など産業が大きな転換期を迎える中、「グループで不可欠な拠点として、今ある役割を維持しつつ、我々も変わっていく必要がある」(研究開発本部の東中一之本部長取締役執行役員)としており、将来の市場環境に応じて更なる機能拡充も視野に入れている。