ミシュラン「PRIMACY 4」発表 摩耗してもウェット性能が持続

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カテゴリー: ニュース
ポール・ペリニオ社長(右)と乗用車・商用車タイヤ事業部マーケティング部の大河内昌紀ブランド戦略マネージャー

 日本ミシュランタイヤは6月18日に都内で会見を開き、乗用車用プレミアムコンフォートタイヤの新商品「PRIMACY 4」(プライマシー・フォー)を7月2日から発売すると発表した。新商品は従来品(プライマシー3)から約5年ぶりのモデルチェンジとなり、シリーズとしては第4世代目となる。発売サイズは16~19インチの全36サイズで価格はオープン。従来品も併売する。

 「プライマシー4」は、静粛性や低燃費性能といった基本性能を向上させつつ、摩耗が進んだ状態でも優れたウェットブレーキ性能を持続できることが特徴。新たに開発したU字型の溝形状やコンパウンドの採用により、新品時のウェット性能は従来品比約4.5%、残溝2mmの状態では約13.3%の向上を実現している。国内タイヤラベリング制度では19サイズが最高グレードのウェット性能「a」、16サイズが転がり抵抗性能の「AA」を獲得した。

 近年は車両の安全性への関心が高まり、またハイブリッド車や電気自動車の普及に伴ってタイヤに求められる性能が変化しているという。同社が行ったアンケートによると、ユーザーがタイヤに求める性能は、新品時、履き替え時ともにウェット性能へのニーズが最も高かった。

 会見に出席したポール・ペリニオ社長は、「コンフォートタイヤカテゴリーにおいて、日本市場では16~18インチのゾーンが伸びている」と述べ、新商品を軸に市場平均の2倍の成長率を目指していく考えを示した。

 なお、新商品は同社が実施している全額返金保証プログラムの対象商品となっている。


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