ミシュラン、太田サイトで開発加速 タイヤの静粛性向上へ

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カテゴリー: ニュース
太田サイトにある半無響音室

 日本ミシュランタイヤは8月1日、群馬県にある研究開発拠点「太田サイト」で行われているタイヤ騒音試験の様子をメディアに公開した。

 太田サイトはミシュラングループの中で、フランス、北米と合わせた3大研究開発拠点の一つで、ノイズを測定するために壁面を全て特殊な吸音材で覆った半無響音室があるのは太田のみ。乗用車用タイヤやトラック・バス用タイヤ、二輪車用タイヤなど静粛性能の試験が必要なタイヤは全てここで計測が行われ、その知見がグローバルに展開されている。

 近年は静粛性と背反する転がり抵抗の低減が進み、またハイブリッド車や電気自動車など車両の電動化が加速する中、その重要性が増しているという。

 同社の東中一之取締役副社長(研究開発本部本部長)は、「ミシュランはこれまで多くのイノベーションを生み出したリーダーだと自負している。我々がトップレベルの研究開発を行うことで、グループの地位に貢献していく」と、更なる技術力向上への意欲を示した。


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