住友ゴム工業は9月20日、1億5300万レアル(約41億円)を投じてブラジル工場でトラック・バス用タイヤの生産能力を増強すると発表した。
同社は2016年7月に3億1200万レアルを投資してトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、2019年3月から日産500本体制で稼働を始めると発表していた。今回の追加投資により、同年10月に生産能力を日産1000本に倍増させる。新たに約240名を雇用する計画。
現地向けのトラック・バス用タイヤは現在、国内工場と米バッファロー工場から供給している。ブラジル市場では今後、年率2~3%程度の成長が見込まれるため、現地生産により安定供給を図るとともに、為替変動リスクを回避することで同市場におけるタイヤ事業の強化に取り組む。
ブラジル工場は2013年10月に乗用車用タイヤの生産拠点として稼働した。