住友ゴム工業は10月6日、全国28都道府県の28会場で「DUNLOP(ダンロップ)全国タイヤ安全点検」を実施した。2008年に始まったこの活動は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に、空気圧や残溝、タイヤ表面の損傷の点検を行うもの。20回目を迎えた今回は、点検を受けたドライバーに点検結果を記入したチェックシートを配布したほか、会場でタイヤ点検の重要性を記載したクリアファイルなどを配った。
当日は、道の駅アグリパークゆめすぎと(埼玉県北葛飾郡)の点検活動を報道陣に公開。会場には増田栄一執行役員タイヤ国内リプレイス営業本部長やダンロップタイヤ関東の関家康文社長らが出席した。
挨拶に立った増田執行役員は「最近はタイヤの空気圧を点検する機会がガソリンスタンドのセルフ化などで減ってきている。そういったことも関係していると思うが、タイヤの整備不良が非常に増えている」と語った。その上で「多くのドライバーの安全を守り安心を送り届けるために、こういった活動をしっかりと継続していきたい」と今後の抱負を述べた。
また、会場ではタイヤの損傷などを紹介するレクチャーを行い、ゲストとして参加した平井理央さんが講習を受けた。
なお、今回の活動により、第1回目から累計の点検台数は10万54台となった。