オートバックス、新たなコンセプトの旗艦店が都内に誕生

シェア:
カテゴリー: ニュース
メインエントランス

 オートバックスセブンは11月23日にグループのフラッグシップ店舗「スーパーオートバックス東京ベイ東雲」(東京・江東区)をリニューアルし、「A PIT AUTOBACS SHINONOME」(ア・ピット・オートバックス・シノノメ)としてオープンした。29日から一般向けの営業を始める。

 新店舗は店内に書店やカフェを併設するなど、幅広い層が一緒に楽しめる店舗を目指した。従来型のカー用品店とは異なるコンセプトで、広く居心地の良い空間に自動車関連以外の商品も多く取り揃えているのが特徴。ツタヤなどを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の協力を得てライフスタイル別に売場を提案している。

「A PIT AUTOBACS SHINONOME」の店内

 建物の1階は38台分のピットを設け、タイヤやホイールといった整備関連の商品を同じエリアに集約した。タイヤは国内外の有名ブランドからオートバックスのプライベート商品まで幅広いラインアップを揃え、来店客とじっくり商談できるように椅子とテーブルを多く配置したという。

 店舗のメインエントランスは2階に設けた。中心にカフェと書店があり、それを取り囲むように各種カー用品や雑貨を展示し、「旅とクルマ」「自然とクルマ」など8つのテーマごとに売り場を構成した。一方でクルマへのこだわりがあるユーザーに向けて、3階には本格的なチューニングやモータースポーツ、ドレスアップにも対応した用品を用意している。

 こうしたコンセプトによる店舗は同社にとって初めての試みとなる。21日に開いた内覧会で、小林喜夫巳社長は「新しいオートバックスとして生まれ変わる。今後、東名阪にも展開していきたい」と意気込みを示した。また、CCCの増田宗昭社長は「店舗の周辺にはファミリー層が多く、カフェや書店へのニーズが高い」とコンセプトの狙いを話していた。


[PR]

[PR]

【関連記事】