1月11日から13日まで千葉市の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2019」で、TOYO TIREと日本グッドイヤーがプレスカンファレンスを行い、トップがブランド戦略や今年の展望を示した。
TOYO TIREの清水隆史社長は「現在、世界的にSUVシフトが進みタイヤの大型化がトレンドになっている。個性の輝く様々な車両にとってタイヤは欠かすことができない重要なパーツの一つだ。それぞれのクルマ、ドライバーが実現しようとしている走りに応えていくためにもタイヤは存在している」と述べ、「当社は各地域の文化や嗜好性を含めて、きめ細やかにマーケティングを行い、世界に通用する技術を注ぎ込み、独自の強みを活かした製品展開をグローバルに行ってきた」と語った。
一方、今年1月1日に社名変更したことに触れ、「会社名にタイヤを掲げるのは国内では当社のみ。『モビリティ社会に貢献し続ける』という強い想いを社名に込め、新たな扉を開く」と改めてその意義を説明し、「誰も走ったことがない所でも、自ら道をつくり、驚きと感動を提供できるタイヤメーカーであり続けたい」と更なる飛躍への決意を表明した。
日本グッドイヤーの金原雄次郎社長は2018年を振り返り、「オールシーズンタイヤのサイズ拡大や新商品の投入により、販売本数は前年を上回ることができた。特にオールシーズンが非常に高い伸びを維持している」と話した。
また、2019年は需要増が見込まれるラグジュアリーSUV向けタイヤやウルトラ・ハイパフォーマンス・タイヤの新商品を国内に投入する方針を明らかにした。今年は“頼られるメーカーへ。選ばれるブランドへ”をスローガンに掲げ、「基幹商品の拡販で信頼を獲得し、また新商品の発売によってファン拡大を図っていく」と意気込みを示した。
さらに秋に開催する「東京モーターショー」では最新のコンセプトタイヤを披露して技術面での革新性を訴求する。