住友ゴム 中南米初の生産拠点、ブラジル新工場が竣工

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カテゴリー: ニュース, レポート, 現地

「太陽」を導入、2015年末に日産1万5000本へ

住友ゴムのブラジル工場
住友ゴムのブラジル工場

 住友ゴム工業(池田育嗣社長)は、ブラジル・パラナ州クリチバに新タイヤ工場がこのほど竣工し、現地時間の10月3日、現地子会社スミトモ・ラバー・ド・ブラジル社(パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市、小田一平社長)主催による工場開所式を行った。開所式にはパラナ州知事をはじめとする現地州・市関係者、在クリチバ日本国総領事、池田社長、現地法人の小田社長など総勢約460名が出席した。

 新工場の建設は、住友ゴムが推進する「グローバル最適生産体制」構築の一環。市場の需要増が見込まれる新興市場のうち、今回、中南米市場をターゲットに、現地での生産・販売体制について、さらなる強化を図るもの。

 新工場は、材料工程と成形工程を一体化させ小型化・自動化を実現する新工法「太陽」を導入。2013年末に1日当たり2000本から生産を始め、2014年末に8000本、15年末には1万5000本規模に生産を拡張していく計画。将来的には、日当たり3万本規模の増産が可能だ。

 開所式にはカルロス・アルベルト・リッシャ州知事をはじめ、内山美生クリチバ総領事、マルシオ・クラウジオ・ウォズニアク市長代行ら行政関係者、住友ゴムの池田育嗣社長など多数出席した。


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