「年に1度はあなたのタイヤゲージの校正を」――このように訴えるのは、タイヤゲージ(エアーゲージ)の専門メーカーである旭産業だ。
チェンジャーやバランサーに比べ、タイヤゲージに対するメンテナンスや始業前点検の意識が低いと指摘される。タイヤ空気圧管理に欠かすことのできないタイヤゲージは作業工具ではなく、計測機器であり精密機器。その取り扱いには慎重さが求められ、精度を保つためには校正が必要だ。
旭産業が独自に実施した使用実態調査によると、年に1度校正するタイヤゲージは使用期間中に測定誤差はほとんど生じず、高い精度が維持される。しかし、長期間使用しながら1度も校正しない場合、精度の劣化は加速度的に進み、使用環境や使用条件によっては測定誤差が許容範囲を大きく超えてしまうという現状が報告された。
そこで同社は「タイヤゲージの日」という記念日を「タイヤの日」の前日、4月7日に制定。タイヤゲージの日常管理の重要性について意識啓発を図り、点検・校正の普及促進に注力している。
さらに同社は現在、“不良ゲージ撲滅活動”を展開中だ。その一環として、簡易精度チェッカー「SC-90K」を対象商品とする特別キャンペーンを開始した。これは標準小売価格4万5800円(税別)の同商品を、9月30日までの期間限定で1万9800円(同)で販売するもの。特典としてタイヤゲージ「ゲージボタル」の無料校正券(有効期間3年間)がプラスされている。
相澤和夫副社長は同活動とキャンペーンの主旨について、「簡易精度チェッカーが市場で普及することで不良ゲージ撲滅へと進み、それが最終的に、ドライバーの皆様に適正なタイヤ空気圧で安心できる運転のご提供につながる」と語っている。