TPMSの警告マーク 米国で4割が認識せず グッドイヤーが調査

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カテゴリー: ニュース

 米グッドイヤーがこのほど発表した調査によると、米国でドライバーの39%がTPMS(タイヤ空気圧管理システム)の警告マークを認識していないことが分かった。特に2000年代に成人を迎えたミレニアル世代ではその傾向が顕著で、正しく認識しているのは約半数(51%)にとどまった。

 この調査は同社の子会社であるグッドイヤーオートサービスとジャストタイヤがマーケティング会社に委託し、2018年10月に米国で実施した。対象は18歳以上のドライバー1075人。

 グッドイヤーでは「この認知率の低さは、マークが表示された際に何をすべきかがわからないドライバーがいるというサインである」と指摘しており、「正しい空気圧を維持することは安全性やコントロール性、快適性を確保するために非常に重要である」と呼び掛けている。

 米国では2000年に起きたタイヤ空気圧の低下に起因する事故により、現在はTPMSの装着が義務化されている。

 また、今回の調査では寒冷地に住むドライバーの42%は冬期到来前にタイヤ点検を受けていたことが分かった。ただ、37%のドライバーは明らかな問題がない限り、冬期に備えて事前に準備をしていなかった。

 グッドイヤーは月に一度のタイヤ点検に加えて10度以上の気温変化があった場合の点検を推奨している。


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