JATMA(日本自動車タイヤ協会)がまとめた2018年1年間のタイヤ点検結果によると、タイヤに何らかの整備不良があった車両の比率が前年より増加したことが分かった。
同協会では昨年、高速道路および一般道路で合計35回のタイヤ点検を実施した。総点検台数は1853台(乗用車1620台、貨物車223台、特種10台)で、タイヤに整備不良があった車両は433台となり、不良率は2017年より3.8ポイント悪化した。
道路別では、高速道路のタイヤ整備不良は27.5%。一般道は21.9%だった。それぞれ前年より3.8ポイント、3.7ポイント悪化した。
整備状況を項目別に見ると、ワースト1は「空気圧不足」で18.6%(344台)だった。不良率は前年と比較して、4.0ポイント悪化した。
車種別の不良率は、乗用車は24.2%(392台)で、ワースト1は「空気圧不足」の20.6%、次いで「偏摩耗」が2.8%となった。貨物車の不良率は17.9%(40台)で、「溝不足」が8.5%、「空気圧不足」が4.5%などとなった。ただ、貨物車の中で普通貨物車に限ると、点検した62台のうち25.8%が「溝不足」の状態だった。