日本自動車タイヤ協会(JATMA)は3月8日、キャンピングカーの安全啓発チラシを発行した。会員企業の系列販売会社を通じてタイヤ販売店やタイヤ専業店へ配布するとともに、イベントなどで訴求していく。
JATMAでは昨年2月に日本RV協会の協力を得て、千葉市の幕張メッセ駐車場でユーザーが使用しているキャンピングカーの重量測定などタイヤ点検を行った。その結果、3台に2台でタイヤの負荷率が90%を超えていたほか、空気圧不足も目立っていた。負荷能力超過や空気圧不足の状態で使用すると、タイヤの損傷、燃費悪化につながることが懸念されている。
キャンピングカーは通常の乗用車などと比べて荷物を多く積むケースが少なくない。これから春休みやゴールデンウィークなど行楽シーズンを迎える中、適正なタイヤの使用管理をユーザーに伝えていくことが改めて求められる。