TOYO TIREは3月8日、国連が提唱する「持続可能な開発目標」(SDGs)の趣旨に賛同し、2030年に向けた「TOYO TIREのSDGs」を策定したと発表した。
「TOYO TIREのSDGs」は、原材料・調達、研究開発などのバリューチェーンごとに、持続可能なサプライチェーンの構築やモビリティの進化への貢献といった14のゴールを定めたもの。同社では「グローバルな社会課題の解決に貢献することが将来の事業リスクの軽減あるいは事業機会の拡大につながる」と説明している。
SDGsは2030年までに達成を目指す国際的な目標で、2015年9月の国連サミットにおいて持続可能な社会を作るために採択された。貧困問題をはじめ気象変動など世界が抱える問題に発展途上国や先進国が一丸となって取り組むもので、17のゴールと169の具体的なターゲットで構成されている。
また、同社は包摂的な社会の実現に貢献するため、国連が提唱する「国連グローバル・コンパクト」(UNGC)に署名した。UNGCは、「人権の保護」「不当な労働の排除」「環境への対応」「腐敗の防止」の4分野で企業が遵守すべき原則を提唱する国際的な枠組み。
同社では「これらの原則が日々の業務の一部と認識し、持続可能な開発目標などへの取り組みを進める」としている。