日本自動車タイヤ協会(JATMA)は「4月8日タイヤの日」に合わせて4月5日から20日まで全国9カ所の高速道路のパーキングエリアなどでタイヤ点検活動を実施している。この活動は一般ドライバーへタイヤへの関心を喚起し、正しい使用方法を啓発することを目的に毎年行われているもの。2000年に「タイヤの日」を創設して以来、今回で20回目を迎えた。
8日、東北自動車道の羽生パーキングエリア(埼玉県)の活動に参加した清水隆史会長(TOYO TIRE社長)が参加。清水会長は、「JAF(日本自動車連盟)のデータでも高速道路で四輪の救援理由の1位はタイヤのバースト・パンク・空気圧不足となっている。また、当会が行ったタイヤ点検の結果を集計すると、過去5年で乗用車の4台に1台が空気圧不足の状態だった。自動車の走行装置として重要な役割を持つタイヤのメンテナンスが十分ではないと言わざるを得ない」と指摘し、その上で、「タイヤは道路に接する重要なパーツであり、きちんと点検整備されていない場合、安全走行ができなくなる恐れがあるほか、燃費悪化にもつながることをタイヤ業界として引き続き周知していかなければならない」と話した。
また当日は、JATMA会員企業の関係者をはじめ、埼玉県タイヤ商工協同組合の組合員らが活動に協力。パーキングエリアを利用する24台の車両を点検した。