京都市に本社を置く三輪タイヤ(三輪智信社長)は8月6日、滋賀県栗東市と災害時における支援協力に関する協定を締結した。同社は栗東市などに営業所を構えている。
協定では災害で停電が発生した際に、同社独自の車載発電システム「True-G発電システム」を搭載したタイヤサービスカーを停電地域に派遣し、避難所の照明や携帯電話の充電サービスを行う。災害が起きた際の住民の不安を払拭し、円滑な避難生活の下支えとして地域社会に貢献することが目的。システムを搭載した車両は栗東営業所と特殊車両栗東製造工場トラックラボに配置されている。
また、トラックラボ生産工場はその広さを活かして、災害時に各地からの救援物資を風雨からしのぐ一次集積場として工場スペースを開放する予定。
同社では「万が一の際に地域のお手伝いができる企業、事業所であることを徹底し、従業員自身が支援協力にあたる心構えを常日頃から持ってBCP(事業継続計画)の中核をなす精神を養っていく」としている。