タイヤ公正取引協議会(タイヤ公取協)の調査によると、大都市圏で大雪が降った際に運転をしたことがあるドライバーは約4割、そのうちの約2割がノーマルタイヤを装着していたことが分かった。
調査は今年3月にインターネットを通じて行い、首都圏、愛知、大阪、福岡に住む428名から回答を得た。大雪時に運転をしたことがある188名のうち、スタッドレスを装着していたのは60.6%、チェーンが13.3%、オールシーズンタイヤは3.2%だった。ノーマルタイヤのまま走行していたケースは22.9%で、その8割が「運転中にヒヤリとした経験があった」という。ノーマルタイヤで運転した理由は、「降り方や積もり方を見て」が5割強、「行き先が短距離だった」が3割などとなった。
また、積雪や凍結時のノーマルタイヤ規制の認知度は、大都市圏全体で4割が「法令違反だと思っている」と回答した。一方、2割強は「法令違反ではない」と答えた。
タイヤ公取協では今回の調査結果を踏まえて、冬道でのノーマルタイヤの走行規制の啓発などを検討していく。