半数近くがタイヤ空気圧不足に サービスエリアで点検活動

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カテゴリー: ニュース
点検活動の様子

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は10月30日、東名高速道路・浜名湖サービスエリアでタイヤ点検活動を行った。この活動は1969年から実施しており、今年で51回目。乗用車の半数近くがタイヤの空気圧不足という状況が続く中、同会では今後もユーザーに対して啓発を継続することで、安全な車社会の実現に貢献していく。

 JATMAの浜名湖サービスエリア点検活動は、タイヤの整備不良に起因する事故の未然防止とタイヤの使用実態の把握、タイヤの適正使用・管理方法の啓発を目的に実施している。当日は静岡県警察や中日本高速道路、中部運輸局などの協力を得て、サービスエリアを利用するドライバーのタイヤ空気圧や摩耗状況、外傷の有無などを点検したほか、リーフレットなどを配布してタイヤの適正使用を呼び掛けた。

点検活動の様子

 同会のまとめによると、当日の点検台数は乗用車121台、大型バス38台、トラック50台の合計209台で、タイヤの整備不良率は乗用車が約5割、トラックが3割超と高い水準だった。特に乗用車では2台に1台が空気圧不足の状態で、昨年と比較して更に悪化した。

 開会式でJATMAの倉田健児専務理事は、「この活動が始まった1969年は日本のモータリゼーションが開花した時期だった。その頃から自動車の性能は向上したが、タイヤが命を守るということは変わりない」と話した。

 その上で、「タイヤの性能を最大限発揮させるためには適正な使用が最も重要になる。そのことを肝に銘じてドライバーの方にタイヤの重要性を伝えていきたい」と述べた。


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