日本自動車タイヤ協会(JATMA)は5月24日に開いた定時総会で新会長に住友ゴム工業の池田育嗣社長を選任した。任期は2年。
総会後に行った会見で池田会長は、「活動の基軸は安全と環境の両立。もっとタイヤの空気圧や冬タイヤの安全性を啓蒙していきたい。環境面では、市販用夏タイヤの7割弱を占めるようになった低燃費タイヤの普及促進などにより、使用段階でのCO2削減を進めていく」と述べた。
一方、グローバル対応については「欧米との連携は上手くいっているが、これからは新興国など色々な国・地域と連携して問題が起こらないように事前に対応していきたい」と話した。
また今年4月から導入した準会員制度は、4月以降3社から問い合わせがあったことを明らかにした上で、「準会員になることによって日本の市場に合った情報を得られる。JATMAとしては会員が増えることにより、さらに安全や環境が良くなるのではないか」と期待を示した。