住友ゴムと群馬大学の共同研究 自動運転の実用化へ取り組み加速

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カテゴリー: ニュース
住友ゴムが提供したTPMSのセンサー
住友ゴムが提供するTPMSのセンサー

 住友ゴム工業は1月15日、群馬大学の次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)と研究を進めている自動運転車に対応したタイヤ周辺サービスの開発状況を報道陣に公開した。CRANTSでは年内に過疎地域などで住民の生活の足として無人の移動サービスを開始したい考えだ。

 住友ゴムとCRANTSは昨年5月から共同研究を開始。その後、タイヤ空気圧データとCRANTS内に設置されている管制室との連携を完了させている。これにより、無人車両でも遠隔で空気圧のモニタリングが可能となり、パンクなどタイヤトラブルの予知保全につなげることが可能となる。CRANTSの小木津武樹副センター長は「利用者の不安を払拭し、誰でも安心して自動運転を使って頂けるように検討を進めていく」と意欲を示した。

 今回はCRANTS内にあるテストコースで車両が走行する様子や管制室を公開。緊急時には管制室から路肩に停止させるといった指示を出したり、人間が遠隔で操縦したりすることもできるという。

 住友ゴムでは「自動運転車におけるタイヤトラブルを想定したサービス体制の構築を進めていく」としているほか、今後インテリジェントタイヤの開発やデジタル技術を活用したサービスの実用化へフィードバックしていく。


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