欧州タイヤ・ゴム製造者協会(ETRMA)が1月21日に発表した会員企業の2019年の市販用タイヤ販売実績(二輪車用含む)は、前年比2.5%減の2億4174万4000本と2年ぶりに前年実績を下回った。
このうち、コンシューマータイヤは3%減の2億1874万3000本、トラック用は1258万4000本と前年並みになった。
同協会は、中国産トラック用に対するアンチダンピング課税に触れ、「市販用トラック用の販売が前年と同水準であることは、中国製品が東南アジアや韓国といった他国製品に一部、置き換わったことを示している」とコメントした。
そのほか、二輪車用は2%増の923万3000本、農機用は6%減の118万4000本と6年連続でマイナスだった。
一方、新車用はコンシューマータイヤが5%減の8579万本、トラック用が10%減の570万4000本だった。