横浜ゴムはこのほど、北海道旭川市の北海道タイヤテストセンター(TTCH)に開設した新たなハンドリング路を報道陣に公開した。
新コースは今年1月に稼働した。全長1.1km、最大勾配5%、コーナー数は10あり、TTCHでは2つ目の圧雪ハンドリング路となる。周回方向を変えることで、国内向けスタッドレスタイヤと欧州向けウィンタータイヤの各試験に適したコースとなるように設計した。既存のハンドリング路で時速80~100kmの高速走行やレーンチェンジを行う一方、新コースでは時速50~70kmで車両の接地性が下がる場面なども評価が可能になる。
野呂政樹取締役常務執行役員は、「評価条件を変更できる設備などを検討し、さらにタイヤ開発のレベルを上げていく」と述べ、今後も継続的にTTCHの拡張を進めていく考えを示した。