独コンチネンタルは2月20日、トルコのコルドサ社と共同で開発した接着技術「Cokoon」を活用し、25万本の乗用車用タイヤを製造していることを明らかにした。
「Cokoon」は、レゾルシノールやホルムアルデヒドを使用せずに繊維補強材とゴムを接着できる。製造設備を変更する必要がないほか、「レゾルシノールやホルムアルデヒドを環境により優しい代替品に置き換えることは、持続可能なサプライチェーンだけでなく、タイヤコード製造者にとっても有益になる」(コンチネンタル)という。
また、昨年3月にオープンイノベーションとして「Cokoon」を公表して以降、タイヤメーカーなど40社以上から反応があったという。
コンチネンタルは「2020年以降、タイヤ生産でこの技術の利用を拡大することは我々にとって最優先になる」とコメントした。
なお、両社は2017年から共同開発を行っている。