米専門誌ラバー&プラスチックニュースなどの報道によると、中国の中策ゴム(ZCラバー)は中国とタイの工場をフル稼働していることが分かった。現地の工場2月10日に生産を再開していた。
また、中国国内や海外の需要に対応できる量として、日産でコンシューマータイヤ12万本、トラック用6万本を生産するための原材料の供給網も確保できているという。
今後は、欧米やインドなどの主要市場での落ち込みを相殺するため、ラテンアメリカやアフリカなど新型コロナウイルスの影響が比較的小さい地域にフォーカスしていく。
さらに、3月2日から新商品の技術説明などを行うライブ配信を行っていることが分かった。24万人に視聴され、タイヤの販売量は3万セット以上、オンラインの売上高は5000万元(約7億7043万円)以上に達しているという。
同社は2020年の売上高目標を300億元(約4623億円)から修正しない方針。
なお、中国の貴州タイヤやトライアングルなども2月10日に生産を再開したと発表している。