4月に入り栃木県と福島県でタイヤの空気充てん作業時における死亡事故が立て続けに発生したことを受けて、日本自動車タイヤ協会(JATMA)と全国タイヤ商工協同組合連合会(全タ協連)が注意を呼び掛けている。
福島県の事故は運送会社、栃木県はタイヤ専業店で発生した。春の履き替えで作業量が多い時期となるが、改めて自社の作業内容を確認し、法令を遵守した上で細心の注意を持って安全・確実な作業を行うことが求められる。
JATMAでは以前より、「空気を入れてパンク箇所を確認する場合は、安全囲いに入れた上で、100kPa以上は充てんしないこと」「パンク修理したタイヤは、コードが疲労している場合があるので、空気充てん後、5分以上を目安に安全囲い内で破裂しないことを確認してから車両に取付けること」「リムのサビ、フランジ部の変形に注意すること」などを訴求している。
なお、作業時の注意点はJATMAのウェブサイト(https://www.jatma.or.jp/tyrenews/)内に記載されている。