豪州で廃タイヤを破砕片アスファルトとして活用

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カテゴリー: ニュース
豪団廃タイヤをリサイクル
廃タイヤを活用する

 オーストラリア道路研究委員会(ARRB)は交通量の多いメルボルンの道路で、廃タイヤの破砕片を使用したアスファルト舗装を行う試験を実施していると発表した。

 これまで交通量の少ない道路では破砕片を活用するケースもあったが、今回のプロジェクトでは交通量の多い道路に破砕片アスファルトを利用する機会の増加を目指す。

 同プロジェクトは、タイヤ小売業者やメーカー、リサイクル業者で構成されているタイヤ・スチュワードシップ・オーストラリア(TSA)、ARRBなどが助成して2年間試験を行う。

 3月には、メルボルン南東のベントリー・イーストにあるイースト・バウンダリー道路の1.4km区間をアスファルトで舗装。この試験で約1600本の廃タイヤを使用するという。

 TSAのリナ・グッドマンCEOは「豪州では毎年5600万本相当の廃タイヤが発生している。このうち約30%は最終的に埋め立てか貯蔵される」とした上で、「革新的で持続可能な方法を見つけることは極めて重要で、破砕片のアスファルト道路は廃棄物問題の完璧なソリューションだ」と述べた。最終報告書は2022年に発行する。


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