ブリヂストンは5月8日、欧州子会社のブリヂストン・ヨーロッパ・エヌヴィーエスエー(BSEMIA)が独REIFF Reifen und Autotechnik GmbH(ライフ・ライフェン・アンド・オートテクニク)を買収する最終契約を5月1日に締結したと発表した。株式取得は6月1日に完了する見込み。買収額は非公表。
ライフ社は、ドイツ南部でタイヤ販売を含む自動車関連サービスを提供しており、Reiff(ライフ)やNetto(ネット)、ABSのブランドで小売店42店舗とリトレッド工場1拠点を運営している。ブリヂストンは今回の買収によりドイツにおけるタイヤ販売店網を拡充し、ソリューション事業を更に強化していく方針。
同社では「断トツ商品・断トツサービス・断トツサービスネットワークの強みとデジタル技術を組み合わせることで、社会と顧客の困りごとを解決して新たな価値を提供する」としている。
なお、欧州市場では過去4年間に、英国やフランス、ドイツ、スペインなどで現地販売会社などの買収や合弁を実施しネットワークの強化を図っている。