ブリヂストンは6月2日、トヨタ自動車が革新的な技術でものづくりを推進したサプライヤーに授与する「技術開発賞」を受賞したと発表した。
ブリヂストンでは「画期的な技術を通じた当社の取り組みが、トヨタ自動車が推進する『もっといいクルマづくり』に貢献したことが評価された」としている。
ブリヂストンは、タイヤ製造のノウハウや知見を最大限に活用し、独自のICT(情報通信)技術システムとAI(人工知能)を組み合わせることで自動制御を実現したタイヤ成型システム「EXAMATION」(エクサメーション)を開発した。このシステムではタイヤの成型工程を自動化し、コスト競争力の確保と高性能なタイヤの提供を両立しており、トヨタ向けにも納入している。
また、原価改善分野でもブリヂストンの取り組みと実績が評価され「原価改善 優秀賞」もあわせて受賞した。
同社では、「当社グループは世界中でトヨタにタイヤや自動車部品を納入している。今後もイノベーションとソリューションを通じ、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献する」としている。