ブリヂストン、鉱山向けソリューション強化 英社から事業買収

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カテゴリー: ニュース

 ブリヂストンは6月25日、英トランセンステクノロジーズ社が保有する「iトラック・ソリューション事業」を買収したと発表した。両社は昨年8月に業務提携契約を締結していた。その際、ブリヂストンが2億円の貸し付けを行い、今回追加で1億円を支払って買収した。

 同事業では鉱山車両用タイヤ向けに専用設計した空気圧モニタリングシステムを提供し、タイヤの温度や空気圧データとともに、車両位置情報や走行速度などのデータを統合して24時間365日リアルタイムで監視できるようになる。同社では「事業者の生産性と収益性の向上に向けたオペレーションの効率化につなげていく」としている。

 G-MAAソリューション事業管掌の草野智弘常務執行役員は、「当社は足元のタイヤ・ゴム事業を更に強化するとともに、これをベースにタイヤデータやモビリティデータを活用して新たな価値を創造し、その価値を提供するソリューション事業を進化させていく。今回の事業買収は、モビリティの領域においてサステナブルで先進的なソリューションの提供を目指す当社の戦略を加速させる確かな一歩となる」とコメントした。


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