日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長は6月30日に開いた新商品発表会の中で、新型コロナウイルスで大きな影響を受けている国内市場について「外出が控えられ、在宅勤務などの予防策がとられ、人々の移動も大きく低下した」とこの数カ月間を振り返った。一方で「6月に入り需要が回復傾向にあり、人とモノの移動が戻りつつある。移動が制限されたことで、モビリティの重要性を改めて認識することにもなった」との見解を示した。
また「新車用タイヤは自動車メーカーの需要に連動しているが、市販用タイヤは大きく落ち込んでおらず、特に大口径タイヤについては堅調」と述べ、従来から注力してきたこのカテゴリーを軸に、下期以降に攻勢を図っていく意向を示した。