英ブランドファイナンス社がまとめた2020年のタイヤブランド価値は、ミシュランが3年連続のトップで前年比1.0%減の71億6100万ドル(約7571億円)だった。2位はブリヂストンで1.0%増の70億2400万ドル、3位はコンチネンタルで2.6%減の33億2000万ドルとなった。
また、ブランド力スコアランキングの1位もミシュランで、100点満点中86.2点だった。次いでブリヂストンが77.3点、ピレリが76.8点となっている。
ブランドファイナンス社は「ミシュランは業界のソートリーダーだ」とした上で、エアレスタイヤといった多様な製品がブランド地位の維持に寄与していると分析した。
また、「タイヤメーカーはコネクティビティに進出する必要がある」と指摘した。同社によると、自動運転やカーシェアリングの拡大を背景に、コネクテッドタイヤの需要が2030年までに75%成長する予想もあるという。ブランドファイナンス社は、最大級の独立系ブランド価値評価のコンサルティング会社。