住友ゴム工業は5日、2020年12月期の業績予想(国際会計基準)を上方修正すると発表した。新型コロナウイルスによる影響は残るものの、 中国や北米市場などで想定よりタイヤ需要が回復しているため。
売上高にあたる売上収益は前期比13%減の7550億円、本業のもうけを示す事業利益は43%減の310億円を見込む。従来予想からそれぞれ250億円、110億円上振れする。連結純利益も25%減の90億円(従来予想は70億円)に上方修正した。
同日発表した1~9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比16%減の5402億円、事業利益は67%減の79億円、最終損益は68億円の赤字だった。