ブリヂストン、通期業績予想を上方修正 最終赤字の見通しも公表

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カテゴリー: ニュース

 ブリヂストンは12日、2020年12月期の業績予想(国際会計基準)の上方修正を発表した。新型コロナウイルスによる影響が不透明だったが、第3四半期(7~9月)に人とモノが動きや経済活動が再開してタイヤ需要が回復基調にあるため。第4四半期(10~12月)にはコロナの感染再拡大による影響が見込まれるものの、上期よりその規模は小さいことも想定している。

 売上高に当たる売上収益は前期比17.6%減の2兆8900億円と、従来予想(23.0%減の2兆7000億円)から1900億円上振れする。調整後営業利益は55.3%減の1500億円となる見通し。従来予想は70.2%減の1000億円だった。一方、これまで未定としていた最終損益は、減損損失の計上などで600億円の赤字(前期は2401億円の黒字)になるとの見通しも公表した。

 同日発表した1~9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比18.1%減の2兆1489億円、調整後営業利益は53.9%減の1184億円、最終損益は241億円の赤字(前年同期は1886億円の黒字)だった。


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