ブリヂストンは12月4日、グループ会社のブリヂストンタイヤソリューションジャパンが7日から国内のトラック・バス事業者向けに「Tirematics」(タイヤマティクス)を活用したデジタルソリューションサービスの提供を開始すると発表した。
「Tirematics」は、クラウドを通じてトラックやバス事業者の運行管理者とタイヤの内圧情報を共有するモニタリングツール。あらかじめホイールにセットした専用のTPMS(空気圧監視システム)が内圧情報を定期的に計測し、異常があればアラートメールを送信する仕組みとなっている。
これにより、タイヤに起因するトラブルの未然防止を図り、車両稼働の最大化につなげるとともに、タイヤメンテナンスに関する整備の軽労化や経済性向上にも貢献するという。また、タイヤを適正に使用することで、資源生産性や資源循環の向上、CO2排出量の削減などにつながることも期待できる。
さらに「Tirematics」をタイヤ情報を管理するデジタルプラットフォーム「Toolbox」(ツールボックス)と連動して運用することで、タイヤデータを一元管理し、タイヤライフサイクル全体におけるタイヤ情報の管理や分析も可能となる。
同社では「実用的かつ費用対効果の高い運送ソリューションとしてトラック・バス事業者への提供価値向上を実現できる」としている。