独コンチネンタルは2022年以降、エミッションフリー(排ガスゼロ)車両向け事業で、全世界で温暖化ガスの排出が実質ゼロのカーボンニュートラルの達成を目指すと12月4日に発表した。生産時だけではなく、上流工程や使用後のリサイクルも対象としている。
この取り組みは40年までに同社の全生産工程でカーボンニュートラルを目指すロードマップの一環。さらに、2050年までに全事業やバリューチェーンの全体をカーボンニュートラルとする目標も掲げている。
なお、コンチネンタルの目標はSBTi(温室効果ガスの削減目標の設定を推進する共同イニシアチブ)の承認を受けており、パリ協定に沿ったものとなっている。
同社の調査ではエミッションフリーの電動モビリティへの関心が高まっていることが明らかになっているものの、「自動車部品自体の生産はカーボンニュートラルではないという批判がある」という。