仏ミシュラングループは2023年までに全てのタイヤにRFID(無線自動識別)チップを搭載すると発表した。
同社では、「ゆりかごから墓場までタイヤを追跡する費用対効果の高い方法であり、予知保全サービスに大きく貢献する」としている。また、「先進運転支援システムが特定のタイヤの特性に応じて応答を微調整できるようにすることで、ドライバーの安全性を高める」と利点を示した。
さらに、この技術を利用することで廃タイヤのリサイクル率の向上やエネルギー回収プログラムの効率の改善が期待できるほか、ディーラーや作業場でも装着ミスが減り、在庫管理にも役立つと説明している。
ミシュランでは「タイヤのRFIDは、多くの新しいビジネスモデルを可能にし、運転時の安全性をさらに高めることもできる。これはタイヤ業界の大きな前進であると確信している」とコメントした。