ミシュランの航空機用タイヤ エールフランスに独占供給

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 仏ミシュランは1月22日、仏エールフランス航空にタイヤを独占供給すると発表した。2010年から2020年までの提携に続き今後10年間、ボーイング787を除いた短距離、中距離、長距離の航空機に主に仏・ブールジュ工場で製造した新品およびリトレッドタイヤを供給する。

 ミシュランは、NZG(ニアゼログロース)技術を採用した「ミシュラン・エアX」など最新の航空機用タイヤを提供。NZGはタイヤ寸法の増大を抑える同社独自の技術で、高い安全性が求められる航空機用タイヤの耐久性向上に寄与するという。

 両社では「長期のパートナーシップは持続可能な航空産業の革新、発展に焦点を当てたもの」としており、今後10年でCO2排出量の削減に向けた取り組みも進める。

 ミシュランではタイヤなどを軽量化する技術開発を行っており、同社は「各フライトで燃料消費量やCO2排出量を削減する」と説明した。さらに、デジタルやその他の分野でも協力し、エールフランスに対し、革新的なリサイクルチャネルや樹脂、3Dプリントのノウハウなどを提供する。

 エールフランスでは、2030年までに乗客1人に対する1kg当たりのCO2排出量を2005年比で50%削減する目標などを掲げている。


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