独ランクセスは2月3日、生産拠点でのデジタル化を推進し、今後3年間をかけてオペレーションと保守管理の分野でモバイル化を進めると発表した。
その一環として、まずは工場で毎年約40万件が使用されている紙のチェックリストをデジタルに置き換える。また、チェックリストへの記入はタブレット端末上で行うようにする。
今回のチェックリストのデジタル化は、独シーメンスのソフトウェアを使用する。このソフトウェアはタブレット上で作動し、ユーザーは生産・サービス・保守管理のチェックリストを、普段使用しているパソコンで作成できるという利点があるという。
ランクセスのデジタル化部門の責任者であるベネディクト・エフカー氏は、「タブレットパソコンが中央ITシステムに直接接続されることで、従業員の製造・保守管理の作業はもっと効率的、ユーザーフレンドリー、かつ安全になる」としている。