ブリヂストンや大手物流会社など6社は2月1日、日野自動車子会社のネクスト・ロジスティクス・ジャパン(NLJ)に合計7300万円を出資すると発表した。NLJは2018年に創立し、様々な企業とともに、「ドライバー不足によりモノが運べなくなる」という社会課題解決に向けた新たな幹線輸送スキーム構築の事業化を推進している。
NLJはこれまで9社のパートナー企業と取り組みを進めてきたが、今回6社のパートナーを加え合計15社と取り組みを強化していく。今回出資を発表した企業はブリヂストン以外ではギオン、鴻池運輸、鈴与、日清食品ホールディングス、日本製紙物流。
ブリヂストンでは「NLJが構築する輸送スキームの実行を通じて、タイヤ物流に関するノウハウ向上とその効率化・高度化を図る」としている。また、タイヤ内圧情報の遠隔モニタリングツール「タイヤマティクス」をトライアル導入し、タイヤに起因するトラブルの未然防止や車両稼働の最大化、タイヤメンテナンス整備作業の合理化・軽労化をサポートしていく考え。
ブリヂストンの東正浩グローバルCOOは、「NLJが目指す社会課題の解決に資する新しい物流の実現に向けて、タイヤを起点としたソリューション提供によって積極的に貢献していきたい」とコメントしている。