コンチネンタル「HL」規格タイヤを生産 大型の電動車に対応

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カテゴリー: ニュース

 独コンチネンタルは1月21日、XL(エクストラロード)規格より高い負荷能力を持つHL(ハイヤーロード)規格のタイヤを初めて生産開始したと発表した。このタイヤは、電気やハイブリッド駆動の大型車やSUVなど重量のある車両に対応するもの。同社では「同じ空気圧の場合は、XL規格で製造されたタイヤより高い負荷能力を持つ」としている。
 同規格のタイヤは、例えば「HL 245/40R19 101Y XL」のようにサイズ表記の先頭に「HL」と記載する。同サイズの負荷能力は825kg(ロードインデックス101)で、同サイズのXL規格のタイヤより10%増、SL(スタンダードロード)規格より約25%増となっている。

 同社では「負荷能力を高めながら顧客の要求に応えるためにはタイヤの構造やコンパウンドの変更が必要」としており、構造面では、ビードを強化し、タイヤ形状を改良することでロードノイズを軽減。あわせて、コンパウンドも最適化している。その結果、「低転がり抵抗を実現し、正確なハンドリングを確保したほか、耐久性をこれまで通り高いレベルで保つことができた」(同社)という。

 現在、HL規格に準拠した新車装着用タイヤを生産しており、今後市販用も販売する予定。


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