米グッドイヤーは現地時間の22日、米クーパータイヤを約28億ドル(約2941億円)で買収すると発表した。ライトトラック用タイヤやSUV向けタイヤを強化するとともに、北米と中国市場でプレゼンスを強化する。
グッドイヤーの2019年の売上高は136億9000万ドルで世界3位。クーパータイヤは27億5000万ドルで世界13位だった。クーパーの従業員数は約1万人。合弁を含めて世界に10カ所の生産拠点がある。
買収は当局の承認などを経て2021年下期に完了する見込みで、オハイオ州アクロンに合弁会社の本社を置く予定。買収手続き完了後の保有比率はグッドイヤー株主が約84%、クーパー株主が約16%となる。