横浜ゴムは北海道旭川市のタイヤテストコース「北海道タイヤテストセンター」の屋内氷盤試験場に、全長約100mの冷媒装置を備えた氷盤試験路面を設置したと2月19日に発表した。
冷媒装置を導入した新しい氷盤路では、氷の表面温度をマイナス10℃~0℃までコントロールが可能。これにより、様々な氷上路面でのタイヤ試験を安定した試験条件により行うことが可能となった。さらに、外気温に左右されずに氷盤路面を作ることができるようになり、氷上試験の開始時期を早めるなど開発期間の自由度が向上した。
その結果、スタッドレスタイヤからスタッドタイヤ、オールシーズンタイヤまで多様なカテゴリーに対応した冬タイヤの開発を、高精度かつ効率的に行うことが可能になった。
北海道タイヤテストセンターは2015年12月に開業したテストコースで、乗用車およびトラック・バス向け冬用タイヤの試験を実施している。屋内氷盤試験場は冬用タイヤのさらなる高性能化を目指して2018年1月に開設した。